稲生物怪録より、つづらカエルの巨大な張り子稲生物怪録より、つづらカエルの巨大な張り子

2008年の10月4日に、広島市内の猿猴川の川べりで行われていた、稲生物怪録の妖怪を披露するイベントの写真です。

第四十一回は、2008年の10月4日に、広島市内の猿猴川右岸で行われていた、稲生物怪録の妖怪を披露するイベントの写真です。

偶然通りかかったら開催されていたイベントなんですが、川べりに所狭しと巨大な妖怪たちが現れていて、青空の下にのびのびと置かれているさまは恐ろしいというよりなんだか楽しげで面白い雰囲気でした。


猿猴川河童まつり

広島市南区段原 | 猿猴川河童まつり

カナリの旅とかグルメとか。

稲生物怪録とは、広島県三好市に伝わる妖怪伝承です。三次在住の稲生平太郎という若者が7月の1月間にわたって多数のもののけと遭遇したという摩訶不思議な体験の物語で、江戸時代に出版された絵巻だそうです。

その稲生物怪録の妖怪が、まるで現代に現れたかのような精巧な作りの張り子の妖怪たちで、2008年の開催当時、子供達も怖がること無く妖怪たちに近寄っては楽しんでいました。


『稲生物怪録(いのうもののけろく)』~平太郎が耐えた30日間の軌跡~ - 妖怪うぃき的妖怪図鑑

稲生物怪録とは? 江戸時代、広島県は三次市に存在した三次藩の藩士、稲生平太郎(いのうへいたろう)が体験したとされる30日間に及ぶ怪異との戦いを纏めた『稲生物怪録』。 読みは「いのうもののけろく」や「いのうぶっかいろく」で、この読み方一つでも現代に至るまで激しい議論がなされているようだが、「ぶっかいろくに決まってンだろ!」と専門家が言う反面、多くの絵巻所蔵者などが「もののけろく」で通してしまっているため正直もののけろくでいいんじゃないかと思う。 とにかく、ベタな「触らぬ神に祟りなし」な教訓を持つ稲生物怪録だが、それ以上に30日間毎日怪異が続いたことと、その怪異がユニークであること、最終的には妖怪…

怖いけどコミカルな、妖怪たちの写真をご紹介します。

猿猴川河童まつり 稲生物怪行列ののぼり猿猴川河童まつり 稲生物怪行列ののぼり

稲生物怪録・一ツ目入道の怪稲生物怪録・一ツ目入道の怪

稲生物怪録・一ツ目入道の怪稲生物怪録・一ツ目入道の怪

稲生物怪録・大老婆の顔の怪稲生物怪録・大老婆の顔の怪

稲生物怪録・大老婆の顔の怪稲生物怪録・大老婆の顔の怪

稲生物怪録・つづらカエルの怪稲生物怪録・つづらカエルの怪

稲生物怪録・つづらカエルの怪稲生物怪録・つづらカエルの怪

稲生物怪録・つづらカエルの怪稲生物怪録・つづらカエルの怪

稲生物怪録・顔嘗めの怪稲生物怪録・顔嘗めの怪

稲生物怪録・顔嘗めの怪稲生物怪録・顔嘗めの怪

稲生物怪録・魔王敗走の駕籠稲生物怪録・魔王敗走の駕籠

猿猴川河童まつりの大タコ。何の妖怪かはわかりませんでした。猿猴川河童まつりの大タコ。何の妖怪かはわかりませんでした。

大タコ。日の丸のセンスを持って楽しげです。大タコ。日の丸のセンスを持って楽しげです。

以上が、2008年の10月4日に開催された猿猴川河童まつりの稲生物怪行列の写真でした。まだコロナなんてどこにもない、毎日どこかで何かも要しものが行われていた頃の写真を見ていると、なんだかノスタルジックな気持ちになります。

ところで、稲生物怪録は実際に三次もののけミュージアムに行って見たこともあるんですが、何ていうかコミカルで可愛くて、引き込まれる作品なんですよ。稲生物怪録をテーマにした漫画などもありますので、興味があったらぜひ読んでみて欲しいです。


〒732-0811 広島県広島市南区段原3丁目1 猿猴川河童まつり

猿猴川河童まつり

広島市南区段原 | 猿猴川河童まつり

〒728-0021 広島県三次市三次町1691−4 三次もののけミュージアム

三次もののけミュージアム

本博物館の立つ三次市三次町(みよししみよしちょう)は、江戸時代以降、現代にいたるまで、全国の広い範囲にわたって伝承している妖怪物語《稲生物怪録(いのうもののけろく)》の舞台となった地です。このような歴史的背景を持つ地に、日本屈指の妖怪コレクターである湯本豪一(ゆもとこういち)氏からの約5,000点という膨大なコレクションの寄贈を受けて、本館を開館いたしました。三次の地で「もののけ」の世界をご堪能いただき、また稲生物怪録ゆかりの地の町歩きを楽しんでいただければ幸いです。

楽天市場での稲生物怪録関連作品。

モノのケものぐらし 稲生物怪録異譚 1 (角川コミックス・エース)

りりうら 世都 | 2021年07月09日発売 | どんな怪異も物理で撃退!?アパートに一人暮らしの大学生・未玲の元には、夜な夜な色々なモノノケたちがやってくる。全ては彼女を恐怖のどん底に叩き落として、アパートから追い出すため。だが彼らは知らなかった。ターゲットが超鈍感な脳筋少女だということに...!果たして無事にモノノケたちは少女をアパートから追い出せるのか!?新鋭・りりうら世都が贈る、現代版「稲生物怪録」!!

平太郎に怖いものはない

スケラッコ | 2018年03月16日頃発売

稲生物怪録(1) (角川ソフィア文庫)

京極 夏彦 | 2019年07月24日頃発売 | 江戸時代中期、広島・三次藩の武士・稲生平太郎の屋敷に、一ヶ月にわたって連日、怪異現象が頻発。その目撃談をもとに描かれた「稲生物怪録絵巻」(堀田家本、全巻カラー)、平太郎本人が書き残したと伝わる『三次実録物語』(京極夏彦訳)、柏正甫『稲生物怪録』(東雅夫訳・註)が一冊に。多彩な妖怪変化、想像を絶する奇抜な生態、冷静沈着に観察する平太郎の武勇……日本各地に伝わる妖怪物語の最高峰が、待望ひさしいコンパクトな文庫版で初登場!稲生物怪録絵巻(堀田家本)武太…

平太郎のおばけやしき 稲生物怪録絵巻より

寮 美千子 | 2016年06月30日頃発売 | 絵巻をそのまま絵本に! 【あらすじ】備後は三次のお侍、平太郎は怖いもの知らず。あるきっかけで、妖怪たちが屋敷に毎日毎晩訪れるようになってしまいました。一泡吹かせてやろうと、妖怪たちは平太郎に果敢に挑みますが…。“実話”として伝わる、ユーモラスな怪談物語「稲生物怪録絵巻」の絵をそのまま生かして、楽しい絵本に。