ADHDについて。

今回は、私も何度も悩んでのたうち回っている話題です。とある発達障害の人の人生について。

多分、上手く言語化するのは難しいかもしれませんががんばって書きます。ただし、あくまでも個人の意見なので、私の記事意外にもいろいろな人の意見を参考になさってくださいね。

まず、書きたいことが多いと文章が凄くとっちらかりそうなので、頭の中で整理しながらできるだけ整然と書いていきますね。

まず、発達障害は社会生活にあまり向いていません。これは残念ながら事実です。理由は、社会自体が健常な人基準で出来ているからです。幼稚園、小学校低学年位までは、発達障害があっても無くても、多分同じように暮らせます。発達障害の子供はもう幼稚園の時点でとっくに頭角を表していますが、それでも、あまり差異なく共同生活を送れると思っています。なぜなら、健常な人もまだ未熟だからですね。

私の場合は、母に自分が幼稚園児の頃のエピソードを聞いたんですが、いつも一人でポツンとしていた。そのクセずっと独り言を話していた。4歳までまともに歩けなかったからおんぶして連れ歩いていた。スキップが出来ず幼稚園の先生に指摘された。など、出るわ出るわ切ないエピソード。それ、もう発達障害の兆候じゃんって思いましたね。

当時母親が気づいて療育手帳を取得してくれていたら、もっと楽な人生だったのかもしれないと思ってしまいました。

発達障害の子供を持つ親は、子供が障害だと認めたくない人が多いらしい。

子供が発達障害だと認めたら、子供の人生が詰むと思っている親御さんも少なくないみたいです。

前述しましたが、発達障害を持つ人は、その人が幼稚園児の頃には、もう発達障害の兆候は出てきます。他の子供と少し違う、何かこう、発達障害独特の特徴みたいなものがやっぱり現れてしまうんですよね。

他の子と同じことが出来ない、集団に混じれない、独特の発言をするなど。それを個性と捉えるか、障害の兆候と見るかは親御さん次第だと思うんですが、私は、もし万が一子供さんに障害の兆候が見られたら、親御さんの中だけで「個性」と飲み込まず、お住まいの市町村にある保健センターに相談してみて欲しいです。

なぜなら、発達障害を持つ子供が普通の子供達に混じっておとなになるのは、果てしなく辛くて痛くて苦しい茨の道になってしまうからです。

発達障害に気付かず大人になった私のケース。残念ながら、今の日本は発達障害の人達にはあまり優しくない。

発達障害の人のハンディキャップは埋まっていません。

私は現在は、広島市内にある障害者就労継続支援A型の施設で働いています。ですがその就労支援に就くまでは、どうやって仕事を見つければ良いのかわからなくて、ひたすらネットで仕事を探して、普通の会社に面接に行っては落とされていました。本当に苦しくて心が折れていました。

私は、今から遡ること8年くらい前、まだ私自身の娘が小学生だった頃に、子育ての疲れや家事などが上手く出来ない焦りでうつになりかけて心療内科に行ったことがあり、その時にADHDの疑いありと診断されたんですけど、その事がメチャクチャショックで、ADHDだと断定されるのが嫌だと感じて心療内科に行くのをやめてしまい、その後数年間経っても確定診断を受けていなかったんです。でも、ちょっと深く考えて動くのが苦手であまり調べごとなどが出来ず、ただ場当たり的に動いていると言う自覚はありました。でも、それは私の個性の範囲で、そして甘えなんだと自分を納得させていました。だから、仕事が見つからないのも甘えだと思っていました

そんな中で、ただただ仕事を探して七転八倒している間は、本当に思い出したくないくらい辛かったですね。

転機があったのは、Twitterでのフォロワーさんの一言。

心療内科に行ったほうが良いとうアドバイスというのは、本当に目からウロコでした。

どんな内容を呟いたかは覚えていないんですが、Twitterで仕事につけない愚痴を呟いたんですよね。そしたら、プロフィールに発達障害を抱えていると明言されているフォロワーさんからレスを頂いたんです。悪いことは言わないから心療内科に言って、診断を受けたほうが良いと。

驚きでした。

当時私は、Twitterで喘息がひどかったので、煙草による受動喫煙の被害を訴えるアカウントを作ってて、自分がADHDの疑いがあってもそのせいで人生が大変だとは自覚していなかったんですが、多分呟きから私の障害の強さの雰囲気は伝わっていたのかもしれませんね。

そのフォロワーさんの言葉に背中を押されるように、私は数年越しで人生で二度目の心療内科へと足を運ぶことになり、そこから人生の方向性が文字通りガラッと変わりました。

長くなってしまいましたので、続きます。

続きの記事

#ADHD 記事No,009 発達障害の生活事情。発達障害の人って上手に生きて行けないの?その2

前回は、ADHDの発達障害を持って生まれながらそれに気付かず育った為の生き辛さについてでした。私はフォロワーさんに背中を押されるようにして、地元広島の心療内科を調べ始めました。前回行って発達障害だと言った医師の所には行きたくなかったので、他の心療内科を探したんです。

ADHD関連書籍。

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